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It's time to learn - 慶應通信学習記

歴史の学び方とはー新・帝国主義の到来に思ふ

読みかけていた佐藤優氏の著書「世界史の極意」(NHK出版新書)を昨日読み終えました。
話題の本ですので、読まれた方もいらっしゃると思います。

これは、単なる年表を見ながら歴史の事実を伝える本ではありません。
これは歴史を通してものの見方のトレーニングするための本です。
つまり、過去に起きたことをアナロジー〈類比〉することによって、現在の出来事を考えるセンスを養うトレーニングをするのです。「類比」とは似ている事物を結び付けて考えることです。

佐藤氏によると、2008年のリーマンショックをきっかけに世界は「新・帝国主義」になっている、とのことです。
もちろん、かつての帝国主義とは異なります。現代は植民地支配なんてないですものね。
しかし、中国の領有権の主張やウクライナの危機、そして今話題のギリシャにひたひたと近づいてくる中国とロシアの思惑を考えてみると、なるほど、歴史は繰り返されている、と思います。

この新・帝国主義を考えるには資本主義の本質を見極めてみる必要もあります。
佐藤氏の考える資本主義はマルクスの「資本論」と「資本論」を解釈した宇野
弘蔵氏の経済学をベースにしています。
私はまだ不勉強で宇野先生の本は読んだことがありません(汗)
これから読んでみようかな。果たして理解できるでしょうか…

それから佐藤氏おススメ本、日大の水野和夫先生の「資本主義の終焉と歴史の危機」(集英社新書)
この本もかなり売れているので今さらという感じですが、先生のユニークな考え方、すごく面白いです。

10月からの次年度は歴史科目をたくさん履修する予定ですので、「類比」のトレーニングを積んで、レポートに役立てていきたい、と思います。









by eminba67mt | 2015-07-07 16:05 | 世界の出来事 | Comments(0)